✅30秒でわかる要約

  • ケアマネは「介護の相談・計画・調整」の専門職。この記事は主に自宅でサービスを使う人(居宅)向けです。
  • 探し方は「介護サービス情報公表システム」+「地域包括支援センター」の2本立てが最短。
  • 要介護認定の申請(更新等)の“代行”は、指定居宅介護支援事業者(ケアマネ事業所)や地域包括支援センター等に依頼できる(誰でも代行できるわけではない)。
  • 偏った提案が不安なら「複数案の提示」「理由の説明」を求めてOK(公正中立が求められる)。

ケアマネジャー(介護支援専門員)とは?まずは役割を知ろう

介護が必要になったとき、サービス選びや手続きが一気に増えて「何から手をつければいいの?」となりがちです。
そこで頼りになるのが**ケアマネジャー(介護支援専門員)**です。

ケアマネは、本人・家族の状況を聞き取り、必要なサービスが受けられるように

  • ケアプラン(計画)を作る
  • 市町村・事業者・施設等と連絡調整する
    といった支援を行う専門職です。
    ※できること・窓口は状況や自治体の運用で一部異なるため、迷ったら地域包括や市町村窓口で確認するのが安全です。

どこにいる人?(居宅/包括/施設をかんたん整理)

ケアマネの業務は大きく 「居宅(自宅)」 と 「施設など」 に分かれます。
この記事は主に、**自宅で介護サービスを使う人が契約する「居宅介護支援事業所(ケアマネ事業所)」**の選び方を解説します。

  • 居宅介護支援事業所(ケアマネ事業所):主に要介護1〜5の人のケアプラン作成・調整
  • 地域包括支援センター:市町村が設置主体の総合相談窓口。要支援者等の支援(介護予防支援)や総合相談など
  • 施設など:施設利用者向けの計画に関わるケアマネもいる

後悔しないケアマネの選び方:3つのステップ

ステップ1:介護サービス情報公表システムで候補を探す

全国共通の検索サイトで、事業所情報を確認できます(公式サイト:介護サービス情報公表システム)。
特に見ると良いのは、所在地・対応エリア・職員体制など。居宅介護支援の説明ページも分かりやすいです。

栃木で探すなら

ステップ2:地域包括支援センターで「候補」を広げる

地域包括支援センターは、介護の総合相談窓口。状況整理や、地域の情報提供につながりやすいです。

栃木県内の包括一覧(公式)

※「評判の良い所は?」は、立場上“特定の事業所推し”が難しいこともあります。目的は「候補を増やす」「自分の状況に合う探し方を相談する」くらいがちょうどいいです。

ステップ3:電話・面談で「相性」と「説明の仕方」を確認する

候補が絞れたら、電話で話してみましょう。可能なら面談もおすすめです(訪問の可否などは事業所によります)。

チェックしたいのはこの3つ:

  • 話を遮らず、状況を整理して聞いてくれるか
  • 選択肢を複数出し、メリデメも説明してくれるか
  • 連絡方法・頻度(電話、メール等)をすり合わせできるか

【コピペOK】電話・面談の短い台本(3問テンプレ)

※「迷ったらこれだけ聞けばOK」の最小セットです。

電話の最初(15秒)

はじめまして。◯◯(本人との関係:娘/息子/配偶者など)の△△です。
自宅で介護サービスの利用を検討していて、居宅介護支援の契約について相談したくお電話しました。
(要介護度が分かれば)要介護◯です/(未確定なら)申請中(これから申請)です。
少しだけ質問しても大丈夫でしょうか?

まず聞く「3つだけ」

  • Q1:対応エリア・訪問の範囲

◯◯市(◯◯地区)在住なのですが、担当エリアに入りますか?訪問は可能ですか?

  • Q2:連絡のルール(レスポンス目安)

連絡手段は電話・メール・LINEなど、どれが使えますか?
**折り返しの目安(当日/翌営業日など)**はありますか?

  • Q3:提案の出し方(偏り防止)

サービスを検討するとき、複数の選択肢を出して、メリット・注意点も説明してもらえますか?

余力があれば「相性確認の一言」

うちは(例:夜間の介護負担/入浴介助/認知症の徘徊不安)が大きくて、家族の体力も心配です。
こういう状況の相談も大丈夫でしょうか?

最後に「次の一手」を確定させる(ここ重要)

ありがとうございます。では次は、
①面談(訪問/事業所)の日程②持ち物(保険証/認定結果/主治医情報など) を教えてください。
もし契約前に必要な書類があれば、事前に教えていただけますか?


「良いケアマネ」を見極めるチェックポイント

① レスポンスの目安がはっきりしている

「急ぎは当日折り返し」「通常は翌営業日」など、連絡の目安を説明できる人は安心です。

② 意向をくみ取りつつ、現実的に整えてくれる(傾聴+整理)

本人の希望と家族の現実がズレるのは普通。否定せず、優先順位を一緒に整える人が強いです。

③ 地域資源に詳しく、提案が具体的(提案力)

同じ「デイサービス」でも特色は様々。地域の選択肢を具体的に説明できると安心です。


【重要】ここだけは制度的に誤解しやすいので注意

1) 申請(更新等)の「代行」は、できる事業者が決まっている

要介護認定の申請は本人・家族でもできますが、本人が困難な場合などに、制度上定められた範囲で
指定居宅介護支援事業者(ケアマネ事業所)や地域包括支援センター等へ「申請代行」を依頼できます。
※訪問介護などの居宅サービス事業者は、申請代行できない整理が示されています。
※運用の細部は自治体で異なることがあるため、最終確認は市町村窓口が安全です。

2) 「偏った紹介」が不安なら、聞き方で防げる

ケアマネには、利用者の立場に立って公正中立に職務を行うことが求められます。
だから、こう聞いてOKです。

おすすめの聞き方

  • 「他の事業所も含めて、候補をいくつか出してもらえますか?」
  • 「この事業所を勧める理由(メリット・注意点)を教えてください」

例外:今すぐ包括じゃないケース(安全運用・短く確認)

次のようなケースは、**“まず安全”**を優先してください(迷う場合は自治体の案内に従うのが確実です)。

  • 急変・転倒・意識障害など:まず医療(救急/主治医/#7119等の案内)
  • 徘徊・虐待・危険がある/家族だけで抱えきれない:緊急連絡先や警察・自治体窓口を含めて相談
  • 夜間・休日で窓口が閉まっている:自治体の時間外窓口・当番窓口の案内を確認

ケアマネと良い関係を築く3つのコツ

1) 困りごとは「具体的」に

×「なんとなく大変」
○「夜中に3回起きてしまい家族が眠れない」「入浴介助が体力的につらい」
具体的だと、提案が一気に現実的になります。

2) 連絡ルールを最初に決める(揉めにくい)

  • 緊急時の連絡先
  • 平常時の連絡手段
  • 折り返しの目安
    これだけでストレスがかなり減ります。

3) 合わないと感じたら「変更」してOK

相性が合わない、説明が不十分、連絡が取れない…などの場合、変更は検討できます。
まずは事業所の管理者へ。難しければ地域包括支援センターや市町村窓口へ相談を。
※変更の手続きや窓口は自治体・契約状況で異なることがあります。。まずは事業所の管理者へ。難しければ地域包括支援センターや市町村窓口へ相談を。


まとめ:完璧より「説明が丁寧で、話が通じる人」

ケアマネは介護の長い道のりの伴走者。
「公表システムで候補を集める」→「包括で状況整理」→「電話や面談で相性確認」
この流れがいちばん失敗しにくいです。


よくある質問(FAQ)

Q1. ケアマネはいつでも交代できますか?

可能です。細かい理由は必須ではありませんが、次に活かすために「連絡が遅い」「説明が分かりにくい」など、事実ベースで整理しておくとスムーズです。

Q2. ケアマネへの相談に費用はかかりますか?

ケアプラン作成や連絡調整などの**居宅介護支援(ケアマネジメント)**は、制度上の給付として整理され、通常は利用者負担は生じません。
※例外的な費用が発生するケースがないか不安な場合は、契約前に確認してください。

Q3. 特定のサービスを強く勧められたら?

「他の事業所も含めて複数案をください」「勧める理由(メリット・注意点)を教えてください」と確認してOKです。公正中立が求められます。

Q4. 遠距離介護でもケアマネは選べますか?

選べます。ただし訪問や連携があるため、基本は利用者が住む地域の事業所から選ぶのが現実的です。


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