包括支援センターと高齢者サポートセンターの違いは?初心者向けにやさしく解説
✅30秒でわかる要約
- 地域包括支援センターは、制度上の正式名称(市町村が設置主体)
- 高齢者サポートセンターは、自治体が付けた呼びやすい愛称として使われることが多い
- ただし自治体によっては、**基幹型/ブランチ(サブ窓口)**などで役割を分けている場合もある
- 迷ったら最短はこれ:**市役所に「住所を伝えて、担当の包括(サポートセンター)を教えてください」**でOK
✅次の行動(先に不安をつぶす)
「結局どこに連絡すればいい?」が不安なら、まずこの2本が役に立ちます。
はじめに
高齢の家族のことで「相談したい。でも、どこに連絡すればいいのか分からない」——ここで止まりがちです。
検索すると「地域包括支援センター」や「高齢者サポートセンター」といった名前が出てきますが、初心者には分かりづらいですよね。
結論から言うと、**多くの自治体では“呼び方が違うだけで、中身はほぼ同じ”**です。
ただし自治体の運用によって少しだけ例外があるので、この記事では「迷わない見分け方」と「次にどう動くか」まで、やさしく整理します。
結論が一瞬でわかる「呼び方の違い図」

結論:ほとんど同じ。でも“自治体ルール”で少しだけ違う
まずは1分で見分けるコツ
- 自治体HPに 「高齢者サポートセンター(地域包括支援センター)」 と書いてある
→ **同じ(愛称)**の可能性が高い - 「高齢者あんしん相談センター(地域包括支援センター)」 のように括弧つき
→ **同じ(愛称)**として使っているケースが多い - **「基幹型」「ブランチ」「サブセンター」**が出てくる
→ 役割分担がある可能性(ただし窓口としては相談OK)
1. 地域包括支援センターと高齢者サポートセンターの「正体」
地域包括支援センターは「法律上の名前(正式名称)」
地域包括支援センターは、市町村が設置主体となり、保健師等・社会福祉士・主任ケアマネジャーなどがチームで高齢者を支える「総合相談の拠点」です。
介護のことだけでなく、生活全体の困りごとを整理して、必要な窓口につないでくれます。
高齢者サポートセンターは「親しみやすい呼び名(愛称)のことが多い」
一方で「高齢者サポートセンター」という名前は、自治体が住民に分かりやすくするために付けている愛称として使われることが多いです。
名前がやさしくなるだけで、機能は“地域包括支援センターと同じ”というケースがよくあります。
2. 自治体によってこんなに違う!呼び名のバリエーション
自治体によって、呼び名がいろいろあります。たとえば…
- 高齢者サポートセンター
- 高齢者あんしん相談センター
- シニアサポートセンター
- よろず相談センター など
「名前が違う=別の機関」とは限りません。
括弧で(地域包括支援センター)と書かれているかをまずチェックすると迷いにくいです。
3. 【重要】自治体によっては“役割分担”があることも
初心者が混乱しやすいのがここです。
基幹型/地域型(ブランチ・サブセンター)など
大きな自治体では、複数のセンターをまとめる拠点(基幹型)と、身近な相談窓口(地域型やブランチ)を組み合わせて運用していることがあります。
ただし、利用者側は深く気にしなくてOKです。
迷ったら、**「住所地の担当はどこですか?」**と聞けば解決します。
4. そもそも何をしてくれる場所?(4つの主な役割)
地域包括(サポートセンター)は、ざっくり言うと**高齢者の“よろず相談所”**です。主な役割は4つ。

① 総合相談支援:どんな悩みもまずはここへ
- 介護が必要か分からない
- 何から始めたらいい?
- 家の中で転びやすい、物忘れが心配…
こういった“入口の悩み”を受け止めて、次の一手を一緒に整理してくれます。
② 権利擁護:高齢者の権利を守る
詐欺被害の心配、虐待の疑い、成年後見制度の相談など、「本人を守る」領域も対象です。
③ 包括的・継続的ケアマネジメント:地域のネットワーク作り
医療や行政、ケアマネなどの連携がうまく回るように支える役割です。
④ 介護予防ケアマネジメント:自立した生活を支える
要支援の方や、支援が必要になりそうな方の介護予防の支援(計画づくりやサービス調整)も行います。
✅相談の前に「全体像」だけ押さえるなら
「サービスが多すぎて分からない…」となりがちなので、まずは全体像を1回だけ見るのがおすすめです。
▶ 介護サービスの種類と選び方|家族が迷わないためのガイド(初心者向け)【完成版】
5. 失敗しない!お住まいの地域の窓口を見つける方法
ステップ1:自治体HPで検索する(王道)
「(市町村名) 地域包括支援センター」
または「(市町村名) 高齢者サポートセンター(高齢者相談)」で検索。
ステップ2:担当区域(圏域)を確認する
地域包括は、住所地で担当が分かれていることが多いです。
「自分の住所はどこ管轄?」を先に押さえると早いです。
▶ (栃木市版を入れるならここが一番自然)
<a href=”【※ここを栃木市版のURLに差し替え】”>地域包括支援センターの探し方【栃木市版】(担当地区の調べ方・一覧・電話のコツ)</a>
ステップ3:見つからなければ市役所に電話が最短
HPが見つからない・情報が古いときは、市役所の高齢福祉担当(介護保険担当)に電話が最短です。
「住所を伝えて、担当の地域包括(サポートセンター)を教えてください」でOK。
迷ったらこの順番(相談ルートのフロー図)

6. 相談する前に知っておきたい3つのポイント
- 相談は原則無料(公的な枠組みの窓口)
- 本人以外(家族・近所)でも相談OK
- 担当区域があるので、住所(町名まで)が分かると話が早い
7. 迷ったときの「電話テンプレ」(そのまま言ってOK)
「家族のことで相談したいのですが、住所は○○です。担当の地域包括(高齢者サポートセンター)はどちらですか?」
「今困っているのは、①(例:転倒が増えた/物忘れ/介護サービスを検討)です」
「緊急性は(ある/ない)です。まず何から始めればいいですか?」
※転倒・意識障害・急変など「今すぐ危ない」状況は、まず医療・救急へ。
8. まとめ:まずは「お住まいの地域の名前」を確認しよう
- 地域包括支援センター=正式名称
- 高齢者サポートセンター=自治体の愛称のことが多い
- 役割分担の例外はあっても、利用者側は気にしなくてOK
- 最短は、市役所に「住所地の担当はどこ?」と聞くこと
✅もし今「在宅介護がつらい」なら先にこれ
「もう限界かも…」という状況だと、情報収集より先に“休む手段”を確保したほうがいい場合があります。
▶在宅介護で限界を感じたら|つらさのサイン・応急処置・相談先の順番【栃木版】
よくある質問(FAQ)
Q1:相談にお金はかかりますか?
A:原則、相談は無料です。
Q2:まだ介護認定を受けていなくても相談できますか?
A:はい。認定前の「これって介護?」の段階こそ、地域包括(サポートセンター)の出番です。
Q3:どこのセンターに行ってもいいのですか?
A:基本は住所地で担当が決まります。分からなければ市役所に電話すればOKです。
Q4:土日や夜間も対応してくれますか?
A:自治体・センターによって違います。まずはHPで時間を確認し、難しければ市役所に確認しましょう。
Q5:ケアマネジャーとの違いは何ですか?
A:ケアマネは主に「要介護」と認定された方のサービス計画・調整が中心です。
地域包括(サポートセンター)は、認定前の相談や要支援、権利擁護など、より広い範囲をカバーします。
▶ ケアマネ側の選び方まで知りたい方はこちら
ケアマネの選び方【居宅向け】1分で決める探し方と“合う人”の見極め方(栃木版)
参考リンク(一次情報)
- 厚生労働省:地域包括ケアシステム(公式)
- 厚生労働省(PDF):地域包括支援センターについて
- 厚生労働省(PDF):地域包括支援センターの業務
- 栃木県:地域包括支援センター一覧(県公式)
- WAM NET:高齢・介護 サービス提供機関の情報(検索)
- WAM NET:地域包括支援センターの検索案内
- 介護サービス情報公表システム(栃木):地域包括支援センター検索