重度訪問介護の対象者と利用条件|できること・できないこと/費用目安/ヘルパーの研修(統合課程)まで
※本記事は一般的な情報提供を目的としています。制度の運用・支給決定・自己負担は自治体や世帯状況、個別の状況により異なります。必ずお住まいの自治体(障害福祉窓口)や相談支援専門員へご確認ください。
✅30秒でわかる要約(先にここだけでOK)

- 重度訪問介護は、在宅での生活を支える障害福祉サービスの一つ。対象や支給量は自治体の支給決定で決まります。
- 「区分6だから必ず使える」「区分4だから使えない」みたいな単純な話ではなく、**生活の困りごと(見守り・体位変換・排泄・移動など)**と必要な支援内容をもとに判断されます。
- できること/できないことは、制度の範囲だけでなく、事業所の体制でも変わります。
- 費用(自己負担)は所得などで変動。自治体の助成制度により異なるため、窓口での確認が最短です。
- 家族がいちばん安心できるのは「気合」ではなく、任せ先の“質の見方”を持つこと。その基準として、ヘルパーが受ける 「統合課程」 など研修内容を知っておくとブレにくいです。
重度訪問介護とは?対象となる人・利用条件
重度訪問介護は、在宅で生活する重い障害のある方が、日常生活の介助や見守りなどを受けながら暮らすための制度です。
ここで大事なのは、「対象者=区分◯◯」の一発判定ではないこと。
実際の支給決定は、自治体が、本人の状況・必要な支援(どんな場面でどれくらい必要か)をふまえて行います。
対象者の考え方(“区分〇だからOK”ではない)
- 障害支援区分が目安になることが多い
- ただし、支給決定は個別の状況により変わる
- 「夜間の見守りが必要」「体位変換が頻回」「排泄介助が常時必要」など、生活の困りごとの具体性が判断材料になります
📌パティーメモ
「制度名より“今夜どうするか”が先。相談の場では、症状名よりも『1日のどの時間に』『何が起きて』『誰が困っているか』をメモしていくと話が早い。
医療的ケアが必要な方への対応(体制次第)
医療的ケアがある場合、対応可否は「制度」だけでは決まらず、**事業所の体制(人員・研修・連携)**で変わることがあります。
ここは不安になりやすいポイントですが、結論はシンプルで、
- 何が必要か(例:吸引・経管栄養など)
- いつ必要か(夜間含むか)
- 誰が対応するか(体制・連携)
を、相談支援や事業所に「確認」していくのが確実です。
できること・できないこと(家族が迷わないための整理)
「ヘルパーは何をしてくれるの?」「これは頼める?頼めない?」は、家族がいちばん知りたいところ。
ここでは“断定”ではなく、確認の軸として整理します。
できること/できないこと/確認が必要(早見表)
| 分類 | 例 | ポイント |
|---|---|---|
| できること(例) | 日常生活の介助(身体介護)、見守り、外出時の支援 など | 支給決定・計画内容で範囲が決まります |
| できない/難しいこと(例) | 制度の範囲外のこと、事業所が体制を持たないこと | 「制度」だけでなく「事業所の体制」も影響 |
| 確認が必要 | 医療的ケア、夜間の対応、緊急時の動き方 | “何が必要で、いつ必要か”を具体化して確認 |
※上記は一般的な整理です。実際の範囲は自治体・計画・事業所体制で変わります。
サービス内容と費用(自己負担額)の目安

ここは最初に明記します。
※自己負担額は、自治体の助成制度や世帯の所得状況などにより異なる場合があります。
なので、記事内で「◯円」と断定してしまうより、家族が迷わないように、変動ポイントと確認の仕方を渡す方が安全で役に立ちます。
自己負担が変わる主なポイント
- 所得(世帯状況)
- 支給量(どれくらいの時間が必要か)
- 地域や自治体の運用(助成等)
- 事業所の体制(対応できる時間帯など)
窓口で確認するときの「質問テンプレ」
電話や面談でこのまま聞けます。
- 「重度訪問介護の利用を検討しています。支給決定までの流れを教えてください」
- 「自己負担は、うちの世帯状況だと目安はどのくらいになりますか?」
- 「夜間の見守りが必要な場合、どんな体制で組めるか確認したいです」
- 「医療的ケアがある場合、どこに相談すればよいか教えてください」
📌電話前メモ(用意しておくと話が早い)
・週にどれくらい必要か(ざっくりでOK)
・困る時間帯(朝/夜/深夜)
・介助が必要な場面(排泄/移動/体位変換/見守り)
・医療的ケアの有無(ある/ないだけでもOK)
安心して任せるために|ヘルパーの質は「研修(統合課程)」で見える

家族が不安なのは、「制度があること」よりも、
“誰が来るのか”“安心して任せられるのか” ですよね。
ここで効くのが、「人の当たり外れ」を祈るんじゃなく、見極めの軸を持つこと。
その一つが、ヘルパーが受ける 「統合課程」 などの研修です。
まず最初に:研修=絶対安心、ではない
大事なので先に言います。
研修を受けていれば絶対安心、という意味ではありません。(相性・経験・事業所のフォロー体制も大事)
ただ、研修内容を知っていると、家族側が「確認すべきポイント」を持てるので、結果的に安心につながりやすいです。
統合課程で何を学ぶ?(家族が知りたい言葉に翻訳)
一般に統合課程は、介助そのものだけでなく、現場で重要な
- リスクを減らす考え方(危ない場面の想像)
- コミュニケーション(本人の意思・尊厳の扱い)
- 連携(申し送り・情報共有の基本)
といった土台を学ぶ位置づけになりやすいです(※カリキュラムの詳細は各講座で確認)。
📌パティーメモ
「“完璧な人”より、危ない場面を想像できて、報連相できる人。そこが整っていると家族の不安が減ります。研修内容を聞くと、土台があるかが見えます。」
統合課程の内容を先に確認しておく
不安があるときは「良い/悪い」より、何を学んでいる人かで判断すると迷いにくいです。
まずは統合課程で学ぶ内容を一度見て、事業所選びの基準にしてください。
※以下はプロモーション(PR)を含みます。最新の開催日程・費用・会場・受講条件は必ず公式情報でご確認ください。
👉事業所選びの「基準」を持つと迷いにくいです。
家族が「重度訪問介護」の資格を取るケースも増えている?
最近、「家族も学びたい」「場合によっては家族が担える形も検討したい」という声を聞くことが増えています。
いわゆる「家族雇用」は自治体で可否が分かれる(ここは重要)
ここは誤解が出やすいので、強めに注釈します。
※家族が資格を取り、事業所に雇用される形でのケア(いわゆる家族雇用)は、自治体により可否が厳格に分かれます。必ずお住まいの自治体へ確認が必要です。
「できる/できない」をネット情報だけで決めないで、窓口・相談支援に確認してください。
それでも“知識として学ぶ”ことには価値がある
就労としての可否は自治体差があっても、知識として学ぶことで
- 介助の安全性が上がる
- 介護の手順が整って、疲れ方が変わる
- 本人とのコミュニケーションが安定する
など、家族の負担軽減につながることがあります。
👉 まずは内容だけ。合うかどうかの確認に
栃木県(各地域)での相談窓口・手続き(迷わない導線)
最短ルートはこれです。
- 相談支援専門員(いる場合)に相談
- いなければ 市役所の障害福祉窓口へ相談
- 必要な支援内容を整理 → 支給決定 → 事業所選定 → サービス開始
「何から話せばいいか分からない」ときは、この記事の 電話前メモ をそのまま使ってOKです。
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→【迷ったらココ】介護の相談先ガイド|地域包括・市役所・ケアマネの違いと選び方【栃木県版】
まとめ|制度×研修を知ると「任せ方」が変わる
- 対象者は「区分だけ」で決まるのではなく、生活の困りごとを具体化するのが近道
- できる/できないは「制度」だけでなく「事業所体制」でも変わるので、確認の軸が必要
- 自己負担は自治体・世帯状況で差がある。窓口での確認が最短
- 任せ先の質に不安があるなら、**研修(統合課程)**を“物差し”として知っておくとブレにくい
研修内容を知っておくことが、家族の安心につながる
任せるにしても、学ぶにしても、研修内容を知っているだけで打ち合わせがスムーズになります。
まずは内容だけ確認しておくと安心です
