要介護認定の結果待ちがつらい…今やる3つの準備(困りごとメモ・相談先・サービス)
はじめに|「結果が出るまで、何をすればいいの?」
要介護認定を申請したあと、多くのご家族がこう感じます。
「結果が出るまで何もできないの?」
「このまま待っていて大丈夫?」
「今の介護の負担が正直つらい…」
結果待ちの期間は、不安が大きくなりやすい時間です。
でも実は、この期間に**“少しだけ準備”**しておくだけで、結果が出たあとの動きがかなり楽になります。
この記事では、要介護認定の結果が出るまでに家族がやっておくと安心なことを、迷わない順番で整理します。
※手続きや運用は市町村・状況によって異なることがあります。不安な場合は窓口に確認してOKです。
✅30秒でわかる要約(先に結論)
- 結果待ちの間にやることは ①困りごと整理 ②サービスをざっくり把握 ③相談先を確認 の3つ
- 「できる/できない」より “どれくらい大変か” をメモしておくと後で効く
- 相談先は迷ったら 地域包括支援センター → 市役所(介護保険窓口) が早い
- 介護者が限界に近いなら、待たずに相談が最優先(甘えではありません)
【✅まずこれ】待ってる間は「困りごとメモ→相談先確認→必要なら今すぐ相談」。結果を待つ=何もしないではありません
要介護認定の結果が出るまでの期間はどれくらい?
要介護認定は、申請から原則として一定期間内に結果が通知されるのが基本です。
(自治体では「原則30日以内」を目安に案内されることが多いです)
ただし実際には、
- 調査日程の都合
- 主治医意見書の作成状況
- 年末年始などの時期
- 申請件数が多い時期
などで、30日を超える場合もあります。
実務上は、だいたい1か月前後かかるケースが多い印象です。
👉 だからこそ、この「待ち時間」を不安だけの時間にしないことが大切です。
【📌電話前メモ】申請日/調査予定日/主治医意見書の状況を確認。目安時期は自治体で差があるので、窓口に聞いてOK。
結果待ちの間にやっておくと安心なこと(準備はこの順)
① 日常生活で困っていることを整理しておく(いちばん効く)
まずやってほしいのが、困っていることの書き出しです。
たとえば…
- 一人で外出できなくなった
- 夜間のトイレ介助がつらい
- 物忘れが増えて目が離せない
- 家族の負担が限界に近い
ポイントは、「できる・できない」よりも
**「実際にどれくらい大変か」**を書くこと。
困りごとメモ(そのまま使える)
- いつ:朝/夕方/夜間など
- 何が:入浴、排泄、移動、服薬、食事、火の管理…
- どれくらい:週に何回? 何分かかる? 見守りが必要?
- 危険:転倒、徘徊、火の不始末、服薬ミスがあるか
このメモはあとで、
- 要支援の場合:地域包括支援センターへの相談
- 要介護の場合:ケアマネジャーへの相談
や、サービスを選ぶときに必ず役立ちます。
※ケアマネについて「何をしてくれる人?どう選ぶ?」が気になる方は、こちらも参考にどうぞ。
👉ケアマネの選び方【居宅向け】1分で決める探し方と“合う人”の見極め方(栃木版)
② 介護サービスの種類をざっくり知っておく(“名前だけ”でOK)
結果が出てから「何から調べればいいの?」とならないよう、
名前だけでも知っておくと安心です。
よく使われる介護保険サービス(主に要介護1〜5向け)には、次のようなものがあります。
- デイサービス(通所介護)
- 訪問介護(ヘルパー)
- 福祉用具レンタル
- ショートステイ
この段階では、詳しく理解しなくて大丈夫です。
「こんな選択肢があるんだな」と知るだけで十分です。
※要支援の場合は、これらが「介護予防サービス」として提供されます。
③ 相談先を把握しておく(ここで迷うとしんどい)
結果が出た直後、すぐに動けるかどうかで、介護の負担は大きく変わります。
そのために、相談先を事前に把握しておくことが重要です。
主な相談先は👇
- 地域包括支援センター
- 市役所・町役場の介護保険窓口
- (要介護認定後)ケアマネジャー
「どこに相談すればいいか分からない」という方は、こちらの記事で詳しく解説しています
👉介護の相談は最初にどこへ行く?地域包括・市役所・ケアマネの違いを家族向けに解説【栃木版】
👉 介護サービスの種類と選び方|家族が迷わないためのガイド(初心者向け)【完成版】
④ 家族自身の限界サインにも目を向ける(見落としがち)
結果待ちの期間は、介護の負担だけが先に増えることもあります。
- イライラすることが増えた
- 眠れない日が続いている
- 「自分がやらなきゃ」と追い込んでいる
これは、あなたが弱いからではありません。
介護は、一人で抱え込むものではありません。
「少しつらいかも」と感じた時点で、相談していいサインです。
【⚠️危険サイン】眠れない/怒りが増える/生活が回らないは黄色信号。まず相談でOK。緊急性が高い時は医療・救急を優先。
「いま限界に近いかも…」と感じたときの整理は、こちらも参考になります。
👉在宅介護で限界を感じたら|つらさのサイン・応急処置・相談先の順番【栃木版】
例外:今すぐ包括じゃないケース
結果待ち中でも、状況によっては「いつもの相談先」より優先が変わることがあります。
- 急変・転倒・意識がもうろう等:まず医療機関や救急など安全確保を優先(判断に迷う場合の一般的な相談窓口が用意されている自治体もあります)
- 徘徊・虐待の疑い・危険が差し迫っている:一人で抱えず、自治体の緊急連絡先や関係機関へ
- 夜間・休日で窓口が閉まっている:自治体の時間外窓口や地域の案内を確認
【📌例外の合言葉「いま危ない/今夜しんどい」は、結果を待たずに“安全優先の窓口”へ。
要介護認定の結果が出たら、次に進むこと
結果が届いたら、いよいよ次のステップです。
- 要支援・要介護の区分を確認する
- 支援担当(地域包括・ケアマネ)とつながる
- サービス利用の具体的な相談をする
原則として、認定結果が出てから介護保険サービスが利用できます。
(※ただし、状況によっては市町村判断で例外的に対応される場合もあります)
ここで慌てないためにも、結果待ちの時間は準備期間と考えてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q1. 結果はどれくらいで出ますか?
自治体や状況で前後します。申請時に「目安の時期」を聞いておくと安心です。
Q2. 認定調査では何を聞かれますか?
日常生活で「どこが、どれくらい大変か」を具体的に確認されます。この記事の「困りごとメモ」を用意しておくと伝わりやすいです。
Q3. 結果に納得できない場合はどうすればいい?
まず通知内容を確認し、疑問点を整理して市区町村へ相談します。必要に応じて手続き案内があります(期限がある場合もあるので早めが安心です)。
Q4. 結果が出る前でも、急ぎで助けが欲しい…
まず地域包括支援センターか市役所に相談してください。自治体の運用や状況により、利用できる支援の案内が受けられることがあります。緊急性が高い場合は安全確保を優先してください。
まとめ|結果待ちは「何もしない時間」じゃない
要介護認定の結果を待つ時間は、
- 不安になりやすい
- 先が見えにくい
- 家族の負担が増えやすい
だからこそ、
- 困りごとを整理する
- サービスを知る
- 相談先を確認する
この3つだけでもやっておくと、結果が出たあとの動きが大きく変わります。
※要介護認定の流れや対応は、自治体や本人の状況によって異なる場合があります。
不安な場合は、お住まいの市町村窓口や地域包括支援センターへ相談してみてください。
【✅まずこれ】パティ―メモ:家族の“しんどさ”も立派な情報。遠慮せずメモに残して、相談でそのまま伝えて大丈夫です。
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