親の介護、何から始める?「介護が初めて」の家族が最初にやるべき3つのこと【栃木版】
✅30秒でわかる要点(先にここだけ)
- 最初は「家族内の整理」→「専門窓口へ相談」→「必要なら申請」の順がスムーズ
- 介護は一人で抱えない。**窓口役(キーパーソン)**を決めると混乱が減る
- 相談先に迷ったら、まずは 地域包括支援センター が基本
- 介護保険は申請しても 利用が強制されるわけではない
- 申請~認定通知は 原則30日以内が目安。自治体の運用差はあるので窓口確認が安心
はじめに:突然の介護に戸惑うあなたへ
介護が必要になったとき、「何から始めればいいか分からない」と感じるのは自然なことです。
不安なときほど、やることを増やすより “最初の3つ”に絞って進めた方が、結果的に早く落ち着きます。
この記事では、初めて介護に向き合う家族が、焦らず進めるためのロードマップを 3ステップで紹介します。
最初にやるべきこと【ステップ1】:家族で話し合い、現状を共有する
介護は一人で抱え込むほどしんどくなります。まずは、家族・親族の中で「今の状況」と「今後の方向性」を共有しましょう。
誰が「キーパーソン」になるかを決める
窓口となるキーパーソンを一人決めると、情報が散らばらずスムーズです。
キーパーソンは主介護者でなくてもOK。主に 情報収集・外部との連絡調整を担当する役割、と考えると現実的です。
親の「今の状態」と「今後の希望」を把握する
親の状態を把握するほど、相談も申請も早くなります。
- 今の状態:いつ・どんな場面で困る?(立ち上がり、トイレ、入浴、食事、外出など)
- 医療情報:かかりつけ医、薬、既往歴(医療判断は医師に)
- 本人の希望:自宅を続けたいか/施設も検討するか/「何が一番不安か」
【条件分岐】親が話し合いを拒む場合
「介護」という言葉が刺さる人もいます。無理に説得するより、
「今の生活を長く続けるために、地域の専門家に“相談だけ”してみない?」
と“安心の確保”として提案する方が進みやすいです。
参考:「まだ早い」と親が拒否したら?介護保険申請をスムーズに進める声かけ(※該当記事のURLに差し替えてください)
最初にやるべきこと【ステップ2】:地域の専門窓口に相談する
介護の専門家は、地域に必ずいます。家族だけで抱えず、早めに相談すると一気に整理できます。
地域包括支援センターを「最初の相談相手」にする
地域包括支援センターは、高齢者の生活を支えるための 総合相談窓口です。
介護保険だけでなく、健康・福祉・権利擁護なども含めて無料で相談できます。
「相談先が多すぎて分からない…」となったら、まずここでOKです。
迷いやすい相談先の違いは、こちらで整理できます:
介護の相談はどこから始める?地域包括・市役所・ケアマネの違いと迷わない順番
【地域性への配慮】栃木寄り(一般化できる形)
栃木県内でも全国でも、市区町村サイトで「地域包括支援センター」と検索すると担当エリアの窓口が出てきます。分からなければ役所の代表電話で聞けばOKです。
相談前に準備しておくと良いこと
- 困っている場面(いつ・どこで・どんな危険があるか)
- 家族の体制(誰が週何回関われるか)
- 本人の希望(自宅希望、拒否感、優先したいこと)
電話前の準備は、この記事がそのまま使えます:
地域包括支援センターに電話する前の準備:何を聞かれる?何を伝える?
最初にやるべきこと【ステップ3】:介護保険の「申請」を検討する
介護サービスを介護保険で利用するには、原則として 要介護(要支援)認定を受けます。
要介護認定とは?サービス利用の入口
要介護(要支援)認定は、介護の必要度を判定する手続きです。
介護保険サービスの自己負担は原則1割で、一定以上所得の方は2~3割です。
※施設利用では、利用料のほかに食費・居住費などが別途かかります。
申請は「早め」が安心な理由(※制度的に安全な言い方)
申請から認定通知までは 原則30日以内が目安です。
そのため、「まだそこまでじゃないかも」と迷っていても、困りごとが増えているなら早めに相談しておくと安心です。
【条件分岐】申請後すぐの利用について
自治体によっては、申請後に「暫定ケアプラン」でサービス利用につながるケースもありますが、
もし非該当(自立)になった場合に費用が全額自己負担になる等の注意点があります。
進め方は市区町村窓口・地域包括で確認するのが安全です。
申請の流れを5ステップで把握したい方はこちら:
介護保険の申請から利用までの流れを5ステップで解説【初心者向け】
【超重要】40〜64歳は“誰でも対象”ではない
※40〜64歳(第2号被保険者)の方は、特定疾病が原因で要介護(要支援)状態となった場合に限り対象です。
(親世代がこの年齢帯のケースは、ここで誤解が起きやすいので一文入れておくのがおすすめです)
まとめ:焦らず、制度を頼りながら進めましょう
介護は長期戦になりやすいので、最初から完璧を目指さなくてOKです。
まずは 「家族で共有する」→「専門家に相談する」→「必要なら申請する」 の3ステップで、一歩ずつ進めましょう。
FAQ
Q1. 申請すると必ずサービスを使わないといけない?
A. いいえ。申請・認定は「利用できる枠を確保する」意味合いで、利用は本人の選択です。
Q2. 介護保険の申請はどこでできる?
A. 基本は市区町村の介護保険担当窓口です。地域包括支援センターでも、相談や手続き支援(自治体によっては提出窓口)をしてくれる場合があります。
Q3. 親が離れて暮らしている。代わりに申請できる?
A. 家族が窓口手続きをできる自治体も多いですが、本人確認書類や委任状などが必要になる場合があります。事前に窓口確認が安心です。
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